(一社)地域人財基盤が専門人財を派遣し支援を行う、(一社)伊予市観光物産協会ソレイヨ(愛媛県伊予市)は、(株)かづの観光物産公社(秋田県鹿角市)と連携し、遠く離れた2地域の魅力的な産品と生産者が相互に交流する事業を開始しています。
実施概要
本事業の第1弾は「2拠点交流マルシェ」として、秋田県及び愛媛県の地元産品をそれぞれの道の駅を中心に販売します。伊予市では、ウェルピア伊予・道の駅なかやま・道の駅ふたみ・手づくり交流市場町家で、「鹿角産リンゴ」、「秋田県産こしひかり」、「いぶりがっこ」、「きりたんぽ鍋セット」など、普段目にする機会が少ない秋田県の特産品が販売されます。(開催期間:2024年12月ー2025年3月上旬)
第2弾として、ヒト交流事業を2月下旬に開催予定となり、伊予市に深い関わりのある事業者や農家が冬の東北・鹿角市を訪問するモニターツアーを実施いたします。雪国ならではの農業体験をはじめ、観光業界誌が主催する土産物施設百選に選ばれた道の駅を訪問し、伊予と鹿角、地方と地方がつながる交流を促進していきます。
また、秋田県鹿角市で1月25日(予定)に開催されるスノーバレーボール大会に、愛媛県から元ビーチバレーボール日本代表選手でオリンピアンの佐伯美香さんがゲストとして招かれています。そこで、同時開催される道の駅かづの・あんとらあでの「スノーキャンドルイベント」にも佐伯美香さんをお迎えし、スノーパターサッカーなどのミニイベントに加え、ヒト交流事業のキックオフイベントとして、『佐伯美香さんのサーブをレシーブできるかな?』としたプレミアムタイムを設けます。プロのサーブをリアルに体験!楽しいひと時を過ごしていただきます。
事業背景
秋田県および東北地方では、11月後半から4月にかけて寒冷な気候となり、このため、産地直売所では生鮮品の供給が不足することがあります。新鮮な農作物や産品が不足すると、産地直売所の魅力が相対的に減衰し、年間を通じた店舗の魅力向上に課題が生じます。
この課題に対し、伊予市からは「キウイ」や「みかん」などの柑橘類を、鹿角市からは冬期間の定番である「リンゴ」や「寒中野菜」を相互に送り、産地の魅力を交換し、店舗で販売を行うことで、冬期間の生鮮品不足解消、店舗の魅力向上といった解決に繋がることを目指し、2023年より本事業を実施する運びとなりました。